巻き玉を作る時にはとくに気になります。
で、撚りの疑問を紐解くべく、ここ数日巻いて巻いて巻き倒した結果、少し納得したことがあります。
そもそもの疑問はマデイラのレーヨン刺しゅう糸はZ撚りなのにシルクの刺しゅう糸はS撚り。。
(糸にはS(右)撚りとZ(左)撚りがあります。ミシン糸はZ撚りの糸です。手縫いの方はSだったりZだったり。。一般的には右利きが多いのでS撚りになっていると。。)
どちらかはよじれないというのであればそうかそうか。。と思うのでしょうけどどっちで巻き玉を作っても糸がよじれます。
どういうこと???。。ときちんと分析してみました。
左はZ撚りのレーヨン糸(黄色)、右はS撚りのシルク糸です。
Z撚りのレーヨン糸はゆるくS撚りで束に、S撚りのシルク糸はゆるくZ撚りに束ねられています。
束状のままで巻き始めるので、ゆるくS撚りに束ねられたレーヨン糸(画像左)は、この束の撚りをとるために左に糸を回転させます。
と、残った糸はより右に撚られることになります。
シルクの方も同じく束の撚りをとるために右にねじりながら撚りをとるので余計に残りは左によじれていくという簡単な話でした。。
ということが分かったところで、それぞれの糸を一本ずつきちんと抜いて、1本ずつきんと糸のよれをはじいてから4本にまとめて巻いてみました。
いままでの束のまま巻くよりは撚りはあまり気にならず、きちんと糸を並べながら巻けるようになりました。
当たり前でした??
そういうところ、無精なのですよね。。
終わりよければ。。的な。。。^^;
それにしてもなんで同じメーカーでシルクとレーヨンで撚り方向が違うのでしょう??
そういえば、調べるうちに手縫い糸でも穴糸はZ撚りになっているって書いてあったサイトもありました。
これも一体なぜなんでしょう??
あと和刺しゅうも撚りのない糸に撚りをかけて始めるようなのですが、これもZ側に撚りをかけているみたいです。
短ければあんまり関係ないから??
ん~。。きっともっとちゃんとした理由があるんでしょうね。。
機会があれば聞いてみたいです。。